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証券会社の画面と実態は違う
iDeCoの運用画面には「評価損益+6,924円(+15.76%)」と表示されている。

しかしこの数字は手数料を含んでいない。初期費用と毎月の口座管理料を含めた実質コストで計算すると、利回りは+2.5%まで下がる。
この記事では手数料込みの「実質利回り」を正直に公開する。ドルコスト平均法で積み立てを続けた結果が、実際にどうなっているかの記録だ。
3本の積立:2026年3月末時点
| 積立 | 評価額 | 実質コスト合計 | 実質損益 | 実質利回り |
|---|---|---|---|---|
| iDeCo(オルカン) | 71,767円 | 70,000円 | +1,767円 | +2.5% |
| 純金積立 | 49,917円 | 41,996円 | +7,921円 | +18.9% |
| プラチナ積立 | 2,742円 | 3,093円 | -351円 | -11.4% |
| 3本合計 | 124,426円 | 115,089円 | +9,337円 | +8.1% |
※実質コスト=累計投資額+手数料累計
iDeCo:画面の+15.76%が実質+2.5%になる理由
画面の数字
- 評価額:71,767円
- 投資累計額:64,843円
- 評価損益:+6,924円(+15.76%)
実質コスト込みの数字
- 初期費用+手数料累計:5,157円
- 実質コスト合計:70,000円
- 実質損益:+1,767円(+2.5%)
節税効果を加えた数字
年間掛金60,000円(月5,000円×12ヶ月)は全額所得控除になる。所得税率10%の場合の節税効果は以下の通りだ。
| 税目 | 還付・軽減額 | タイミング |
|---|---|---|
| 所得税(10%) | 6,000円 | 年末調整で還付 |
| 復興特別所得税(2.1%) | 126円 | 年末調整で還付 |
| 住民税(10%) | 6,000円 | 翌年の住民税が減額 |
| 合計節税額 | 12,126円 |
※住民税の恩恵は翌年の住民税減額という形で反映されるため、所得税還付とはタイミングが異なる。
| 計算方法 | 損益 | 利回り |
|---|---|---|
| 画面表示 | +6,924円 | +15.76% |
| 手数料込み | +1,767円 | +2.5% |
| 手数料込み+節税効果(全税目) | +13,893円 | +19.8% |
iDeCoの本当の強みは運用益ではなく節税効果にある。掛金が全額所得控除になるため、所得税率が高いほど恩恵が大きくなる仕組みだ。税務知識を持つ者として、この数字は声を大にして伝えたい。
iDeCoの手数料内訳は以下の通りだ。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初月初期費用 | 2,829円 |
| 国民年金基金連合会(初月) | 105円 |
| 初月合計 | 2,934円 |
| 国民年金基金連合会(毎月) | 105円 |
| 事務委託先金融機関(毎月) | 66円 |
| 毎月合計 | 171円 |
開始から14ヶ月目(2,934円+171円×13ヶ月=5,157円)の累計だ。この手数料が「見た目の利回り」と「実質利回り」の差を生んでいる。
手数料を差し引いても+2.5%は銀行預金を大きく上回る。しかしiDeCoは60歳まで引き出せない資産だ。長期で積み上げることで複利の恩恵が大きくなる仕組みであることを踏まえた上での判断が必要だ。
運用商品は楽天オルカン(楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド)一本に集約済みだ。
純金積立:3本の中で最も好調な+18.9%
数字
- 保有量:1.9398g
- 3月31日買取単価:25,733円/g
- 評価額:49,917円
- 累計投資額:40,000円
- 手数料累計:1,996円
- 実質コスト合計:41,996円
- 実質損益:+7,921円(+18.9%)
3本の中で最も好調だ。地政学リスクと円安を背景に金相場が上昇を続けており、ドルコストで積み上げた恩恵が出ている。
三菱マテリアルの株主優待(1gあたり5円割引)を活用しているため、実質的なコストはさらに抑えられている。手数料は月3,000円の積立に対して1.5%程度かかる計算だ。
プラチナ積立:唯一のマイナス-11.4%
数字
- 保有量:0.25501g
- 3月31日買取単価:10,752円/g
- 評価額:2,742円
- 累計投資額:3,000円
- 手数料累計:93円
- 実質コスト合計:3,093円
- 実質損益:-351円(-11.4%)
2026年1月から開始した最も新しい積立だ。開始直後から相場が軟調で現時点ではマイナスになっている。
ただしドルコスト平均法の性質上、下がっている時期に積み立てることで平均取得単価が下がる。長期で見れば今のマイナスが将来の利益の種になる可能性がある。短期の評価額で判断せず積み続ける方針だ。
3本合計:実質+8.1%
手数料を含めた3本の合計実質利回りは+8.1%だ。
純金の好調がiDeCoの低迷とプラチナのマイナスを補っている。異なる資産クラスを積み立てることで、1本に集中するよりリスクが分散されている。
5月からはNISA積立枠でオルカン月3万円を追加する予定だ。来月以降の報告に4本目が加わることになる。
まとめ
積立投資の実態を知りたい人は、証券会社の画面の数字だけでなく手数料を含めた実質利回りを計算してほしい。見た目より低くなるが、それが現実の数字だ。
来月も同じフォーマットで更新していく。



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