【2026年2月16日:戦況報告】
2月16日10:00発表。金のWeb小売価格は27,278円/gを記録した。

数日間で価格は乱高下を繰り返しているが、時価評価額は27,278円に達し、平均取得価額(20,375円)との乖離は広がる一方だ。

この断崖絶壁のようなチャートを前にして、多くの人は「今は買い時ではない」と足を止めるだろう。だが、12時間拘束を生き抜く私にとって、チャートの形は「ノイズ」に過ぎない。規律こそが、唯一の生存戦略である。
1. 10ヶ月で「1万円」の上昇。加速するインフレの影
わが社の純金積立履歴を見てほしい。
| 取引月 | 積立金額 | 取引単価 | 騰落率(25年4月比) |
| 2025/04 | 3,000円 | 16,461円 | 基点 |
| 2025/08 | 5,000円 | 19,142円 | +16.2% |
| 2025/12 | 3,000円 | 23,785円 | +44.4% |
| 2026/01 | 3,000円 | 26,450円 | +60.6% |
| 2026/02 | 5,000円 | 2.7万円台 | 攻めの増額執行中 |
わずか10ヶ月で1gあたり約1万円も値上がりした。騰落率では60%を超える急騰である。12時間拘束の労働現場でこれほどの昇給を勝ち取るのは至難の業だが、金は静かに価値を膨らませていた。
2. なぜ「純金積立」なのか?——管理コストと労働環境の天秤
金(ゴールド)を持つ手段はいくつかあるが、12時間拘束を戦う私にとって、その選択基準は「管理コスト」と「精神的負荷(規律)」にある。
| 手法 | メリット | デメリット | 自分株式会社の評価 |
| 純金積立 | 現物への交換可。自動積立で「無」になれる。 | 手数料がやや高い。 | 採用。 12時間拘束中でも「強制執行」できる規律を優先。 |
| 金投信 | 100円から購入可。新NISAが使える。 | 現物は手に入らない。 | 検討中。 節税メリットはあるが、現物の重みはない。 |
| 金ETF | リアルタイム売買できる。 | 12時間拘束中は売買不能。邪念が入る。 | 不採用。 労働中にチャートを追うのは人的資本の浪費。 |
私は、管理の手間を金で買い、規律を選んだ。あらかじめ設定していた「ボーナス月=増額」という規則が、今月の最高値圏でも迷わず自動執行されている。
3. 【緊急報告】iDeCoのコモディティを「オルカン」へ全スイッチング
ゴールドの価格高騰を受け、私は本日、iDeCo(個人型確定拠出年金)内で保有していたコモディティ資産をすべて売却し、全世界株式(オルカン)へとスイッチングを完了した。
なぜ、純金積立は続け、iDeCoの金は手放したのか?
理由は、自分株式会社における「資産の役割」を明確にするためだ。
- 現物積立(三菱マテリアル):有事の際のバックアップ(守り)。
- iDeCo枠の金:割高になったため利確し、成長エンジン(攻め)へ資本移動。
金価格がこれほど高騰した今、含み益を一度確定させ、より成長期待の高い株式へと再配分する。私は、金が好きなのではない。自分株式会社を勝たせるための「規律」と「再編」を愛しているのだ。
4. コスト削減の積み重ね:年間約1,000円の「見えない利回り」
積立投資において、最も確実にコントロールできるのは「手数料」と「維持費」だ。
| 施策 | 削減額 | 実行難易度 |
| 会員報告書の郵送廃止 | 年会費880円 → 0円 | ★☆☆(Web申込のみ) |
| 三菱マテリアル1株保有 | 購入・売却時 1gあたり5円引き | ★★☆(初期投資1株分) |
合計削減効果:年間約1,000円
月間積立額に対し、年間1,000円のコスト削減は実質的に「利回り+2〜3%」に相当する。「たった1,000円」と笑う者は、複利の恐ろしさを知らない。
① 年会費の無料化:「郵送廃止」という合理化
今期、今年分を支払った上で「郵送廃止」の手続きを完了させた。紙という「物理的な執着」を捨てデジタル管理へ。この小さな事務作業が、資産の流出を食い止める。
② 三菱マテリアル「1株優待」の行使
わが社は三菱マテリアル(5711)の「1株主」としての権利を保有している。手数料の優待値引きは、1株を保有するだけで享受できる、極めて投資効率の高い装備品だ。
5. 3月始動、銀色の次期戦略「プラチナ積立」
金が最高値を更新し続ける中、相対的に割安なプラチナという「第2の盾」を並行して築く。資産の多層化。これが、自分株式会社の生存戦略だ。
- 金:3,000円(2月・8月+2,000円)
- プラチナ:3,000円(3月開始、2月・8月+2,000円)
結び:規則だけが私を自由にする
27,000円超えの最高値で買う恐怖。その感情を、あらかじめ「設定」という仕組みで殺しておく。「自分株式会社」において、投資はもはや判断ですらない。淡々と執行されるだけの**「冷徹な規則」**である。
夢も希望もない日常だが、数字と金、そして規則は嘘をつかない。
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本記事は、筆者自身の「自分株式会社」における経営判断および投資体験を記録したものであり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。
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