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結論から言う
2026年3月27日、楽天証券が主要ネット証券で初めて、ETF(上場投資信託)を金額指定で購入できるサービスを開始した。
私はその初日に、日経高配当株ETF(1489)とゴールドETF(447A)を楽天ポイント100円ずつで注文した。
「たかが100円」と思うかもしれない。だが12時間拘束のサラリーマンにとって、「金額を決めたら考えなくていい」仕組みの価値は想像以上に大きい。
1. そもそもETFとは何か
ETF(Exchange Traded Fund)=上場投資信託とは、証券取引所に上場している投資信託のことだ。
「投資信託」と「ETF」は似て非なるものなので、整理しておく。
| 比較項目 | 投資信託(例:楽天オルカン) | ETF(例:1489) |
|---|---|---|
| 購入単位 | 100円〜(金額指定) | 従来は1口単位(今回から金額指定可能に) |
| 売買タイミング | 1日1回の基準価額 | 取引所でリアルタイムに変動 |
| 分配金 | 原則再投資(非分配型が多い) | 口座に現金で振り込まれる |
| NISA対応 | つみたて枠・成長枠の両方 | 成長枠のみ |
| 手数料 | 信託報酬のみ | 信託報酬+売買スプレッド |
つまりETFは「リアルタイムで動く投資信託」であり、分配金が現金で出てくるのが投資信託との最大の違いだ。
個別株・投資信託・ETF、初心者にはどれが向いているか
初心者には投資信託(インデックス型)が最も入りやすい。
- 個別株:自分で銘柄を選ぶ必要がある。値動きも大きい
- 投資信託:100円から、毎日自動で積み立てられる。手間がほぼゼロ
- ETF:リアルタイム売買・分配金受け取りなど柔軟性が高いが、従来は購入単位の壁があった
ただし今回の「かぶピタッ®」のETF追加により、ETFも100円から始められるようになった。ハードルは大幅に下がった。
2. 楽天証券「かぶピタッ®」ETF追加とは
かぶピタッ®(金額指定取引)は2025年7月に楽天証券が開始したサービスで、株数ではなく希望の金額を指定して国内株式を取引できる。
2026年3月27日から、このサービスにETFが追加された。
ポイントは3つ。
①主要ネット証券で初めて
SBI証券・松井証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券の5社比較で、ETFを金額指定で買えるのは楽天証券だけ(2026年3月時点)。
②100円から1円単位で購入可能
投資信託と同じ感覚で、少額からETFを買える。ポイントのみでの購入も可能。
③NISA成長投資枠専用
かぶピタッ®はNISA成長投資枠でのみ使える。成長枠の年間240万円をぴったり使い切りたい人に向く。
注意点も正直に書く。
- 売買スプレッドが0.22%かかる(手数料の代わり)
- リアルタイム約定ではなく翌営業日9時30分の約定
- 自動積立機能はない(手動で注文が必要)
- ETFの単元未満分は、かぶピタッ®でしか売れない
3. 私が選んだ2銘柄と、SCHDが対象外だった話
今回追加されたのは15銘柄。私がまず確認したのは「SCHDが入っているか」だった。
残念ながら、SCHDは対象外だった。
SCHDはもともと米国NYSE上場の海外ETFだ。日本では直接買えないため、私は楽天投信投資顧問が組成した「楽天SCHD(投資信託)」という形で積み立てている。今回のかぶピタッ®ETF追加は東証上場の国内ETFが対象のため、海外ETFであるSCHD本体は土俵に上がれなかった。
「ついにかぶピタッ®でSCHDが買える日が来るか」と期待した分、少しがっかりした。とはいえ、国内ETFで代替できるものを探す楽しさもある。
その上で、今の私のポートフォリオに足りないものを補う観点で2銘柄を選んだ。

※初回注文は出来無。再度実行待ち。
① 1489:NF・日経平均高配当株50指数ETF
分配月:1月・4月・7月・10月(年4回)
日経平均を構成する銘柄のうち、予想配当利回りの高い50銘柄に投資するETFだ。信託報酬は年0.308%。
直近の分配実績は1口あたり2026年1月8円・2025年10月39円・2025年7月6円と、10月に集中する傾向がある。分配金利回りは直近で約2.73%。
私が5月以降に投資しようと決めているJ-REITの毎月分配カレンダーと楽天SCHDは2・5・8・11月が中心。1489を加えると1・4・7・10月に国内株の分配金が加わることになる。
なお、個別株の端株積み上げとの比較という視点でも面白い。端株で個別の高配当株を1つずつ買うのと、50銘柄をまとめて持てるETFで100円買うのと、どちらが自分のスタイルに合うか——これは今後の記事で追っていく予定だ。
② 447A:SPDRゴールドETF(為替ヘッジなし)
分配金:原則ゼロ
金(ゴールド)は利息・配当を生まない資産だ。したがって447AのETFからも分配金は出ない(年1回の決算時に収益があれば出る場合もあるが、基本的にゼロと考えてよい)。
信託報酬は年0.177%と、国内の金ETFの中では最低水準クラス。運用会社はSPDRシリーズで知られるState Street(ステート・ストリート)。2025年11月に上場したばかりの新しい銘柄だ。
私はすでに毎月3,000円の純金積立(三菱マテリアル)を続けている。純金積立は現物を少しずつ積み上げるのに対し、447AはETFとして市場で売買できる点が違う。現物積立とETFの比較ベンチマークとして、小さく持っておく意味がある。
4. 12時間拘束のサラリーマンに「金額指定」が必要な理由
私の一日は拘束12時間だ。株価を見て、口数を計算して、発注するという手順を踏む余裕はほとんどない。
投資信託の積立が続けられているのは、**「毎月◯円と決めたら、あとは自動」**という仕組みがあるからだ。
かぶピタッ®のETF追加は、この発想をETFに広げてくれた。手動注文は必要だが、「今月は1489に500円入れる」と決めれば、株価や口数を計算する必要がない。
「時間が資産」という言葉がある。忙しいサラリーマン投資家にとって、思考コストを削る仕組みは複利と同じくらい重要だ。
5. まとめ:100円という「入り口」の意味
今回の購入金額はそれぞれ100円。配当や値上がり益は微々たるものだ。
だが私がこの100円を買った理由は、リターンではなく**「体験」**にある。
- かぶピタッ®でETFがどのように約定するか
- 分配金がいつ・いくら入るか(1489は次回4月)
- 純金積立と447Aのリターンが時間とともにどう乖離するか
これらを実際に記録し、ブログで報告していく。等身大の数字が、読んでくれる人の判断材料になれば十分だ。
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免責事項: 本記事は特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。楽天証券の最新情報は公式サイトをご確認ください。



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