数千年前の知恵が、令和のリボ払いを予言していた。『漫画 バビロン大富豪の教え』書評|1年100冊読書:22冊目

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シンプルすぎて、誰も守れない

本書の教えは驚くほどシンプルだ。

貯金をする。運用する。老後に備える。稼ぐ力をつける。わからないことには投資しない。無謀な賭けはしない。

これだけだ。数千年前のバビロンで刻まれた粘土板の知恵が、令和の家計管理と何も変わらない。変わっていないということは、人間がこれだけ長い時間をかけても、この基本を守れていないということでもある。

1年100冊読書、22冊目は『漫画 バビロン大富豪の教え』(原作:ジョージ・S・クレイソン、漫画:坂野旭、企画・脚本:大橋弘祐)だ。


1. 黄金を増やす七つの道具

本書が示す七つの道具を整理する。

#道具一言で言うと
収入の十分の一を貯金するまず自分に払え
欲望に優先順位をつけよ全部は買えない
貯えた金を働かせよ投資せよ
危険や天敵から金を堅守せよリスク管理
より良きところに住め環境に投資せよ
今日から未来の生活に備えよ老後の準備
自分こそを最大の資本にせよ自己投資

どれも聞いたことがある内容だ。しかし「聞いたことがある」と「実践している」の間には、かつての私のような深い溝がある。


2. 「収入の十分の一を貯金する」という究極の規律

七つの道具の①が全ての起点だ。入ってきたお金を全部使わない。子供でもわかる、しかし大人が最も守れないルールだ。

リボ払いの時代の私は、収入のすべてどころかそれ以上を消費に回していた。自分株式会社は慢性的な赤字垂れ流し状態だった。

今は違う。12時間労働の対価から、まず投資・積立を天引きする。NISAのオルカン3万円、FANG+1万円、iDeCo5,000円、純金積立3,000円。この「自分への支払い」を先に確保してから残りで生活する。

これが「収入の十分の一」の実践だ。


3. 五つの黄金法則:私の失敗はここに全て書いてあった

本書の第3章に「五つの黄金法則」が登場する。読んで気づいた。私の過去の失敗がここに全て予言されていた。

法則④:自分が理解していない商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう

FiNANCiEでの大損がこれだ。仕組みを理解しないまま飛び込んだ。黄金の法則通り、黄金は逃げた。

法則⑤:非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉にのったりする者からは黄金は逃げることになるだろう

リボ払いの「月々定額で手軽に」という言葉に乗った。年利15〜18%という現実を直視せず、甘い誘惑に飛び込んだ結果が数年間の利息地獄だった。

数千年前の知恵が、令和の私の失敗を完璧に説明している。


4. 法則③と「バディ」の関係

法則③:黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは黄金が離れることはないだろう

これが読書・勉強・情報収集の意味だ。1年100読書も、税理士試験の耳学も、この法則の実践だ。

NISAのバディたち(オルカン・FANG+・個別株)も、「黄金の扱いに秀でた者の助言」を学んだ上で選んでいる。ただ闇雲に買うのではなく、理解した上で買う。これが法則④との違いだ。


5. 「自分こそを最大の資本にせよ」

七つの道具の最後⑦が刺さった。

12時間労働は体力的には資本を削っているように見える。しかしその環境下で読書をし、ブログを書き、税理士試験の勉強を続ける行為は、「自分という資本の価値」を高める作業だ。

バビロンの奴隷が自由を勝ち取ったのは、知恵というレバレッジを使ったからだ。労働力だけで戦っていては、いつまでも時間を売り続けるしかない。コンテンツ(ブログ)やスキル(税理士資格)という別のレバレッジを育てることが、12時間拘束からの脱出路になる。


感想:シンプルな真理ほど、守るのは難しい

読み終えて思ったのは、本書の教えは全て知っていたということだ。貯金をする、運用する、老後に備える、わからないことには手を出さない。

知っていても守れなかった。それがリボ払いの沼だった。

漫画という形式で読んだことで、物語として頭に入った。アルカドという大富豪の言葉が、説教ではなく経験から来る知恵として受け取れた。

前作『富の階段』が「現代の戦略書」なら、本書は「お金の憲法」だ。戦略の前に憲法がある。逆の順番で読んだが、この順番でも腑に落ちた。

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⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。


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