『お金は寝かせて増やしなさい』国内債券の盲点|1年100読書:32冊目

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国内債券を持っていないことに気づいた

1年100読書、32冊目は水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』だ。

25冊目に読んだ『賢者の投資術』の著者の前作にあたる実践マニュアルだ。5月からの月次投資スケジュールを組んだタイミングで読んで正解だった。

読み終えて気づいたことがある。私のポートフォリオには国内債券がない。オルカン・高配当株・金・暗号資産と揃えてきたが、暴落時のクッションになる債券という視点が抜けていた。


1. デメリット:地味で退屈な20年間に耐えられるか

本書が正直に書いているデメリットがある。インデックス投資は短期的に資産を数倍にする爆発力がない。相場が大暴落した時にただ「売らずに我慢する」ことが唯一最大の仕事になる。

「健全な長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である」という言葉が刺さった。12時間拘束を終えた深夜に動かないチャートを見て「本当にこれでいいのか」という疑念に打ち勝つ強さが求められる。


2. リスク許容度を数字で把握する

本書の核心はリスクを感情ではなく計算で管理する点だ。

最悪の事態の損失額の計算式

投資金額 × [期待リターン-(2×標準偏差)]

この数式で「自分が年間で最大いくらの損失を被る可能性があるか」を事前に把握しておく。覚悟として持っておくことで、暴落時に狼狽売りを防ぐ。

本書が示すリスク許容度の判断基準は3つだ。年間の貯蓄可能金額の範囲内かどうか。GPIFが負っているリスクの範囲内かどうか。夜ぐっすり眠れるかどうか。


3. 国内債券という穴

本書が繰り返す主張がある。「資産配分のキモは意外にも国内債券だった」というものだ。

暴落時に株式は下がるが国内債券は比較的安定する。このクッション効果が資産全体の振れ幅を小さくする。

現在の私のポートフォリオには純粋な国内債券がない。本書の代替案として個人向け国債(変動10年)やネット銀行の定期預金が挙げられている。

私の場合は毎月30,000円積み上げている防衛資金(あおぞら銀行BANK)をこの「無リスク資産」の役割に位置づける解釈が現実的だ。債券を別途買うよりも流動性が高く、暴落時の買い増し資金としても使える。


4. ボーナス時に成長投資枠でつみたて枠商品を買う

感想から一点だけ具体的な話を書く。

本書に「成長投資枠でもつみたて投資枠対象商品に投資できる」という記述がある。5月以降の計画でボーナス時にオルカンを成長投資枠で購入する予定にしているのはこの考え方に基づいている。非課税枠を最大限活用するための合理的な選択だ。


5. 売りたくなった時のフレーミング

第4章の「フレーミング(思考の枠組み)を変える」という章が実用的だった。

「資産が何割減ったか」ではなく「何割残っているか」と逆に考える。資産の増減額ではなく総資産額で把握する。暴落時にこの思考の枠組みを持てるかどうかが長期投資の継続を左右する。


感想:積立計画は立てたが資産配分はまだ甘い

積立スケジュールは組んだ。しかし資産配分(アセットアロケーション)の設計はまだ甘い。

国内債券なしのポートフォリオが暴落時にどれだけ振れるか。防衛資金を無リスク資産と位置づけることで本当にバランスが取れているか。本書を読んで、次の課題が明確になった。

【紹介した本】 『お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ 著

目標の年間100冊まで、あと68冊。


⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。投資は自己責任で行ってください。


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