時給1,900円の現実。44歳がレバレッジ思考と向き合った記録|1年100読書:42冊目

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自分の時給を計算したら1,900円だった

1年100読書、42冊目は上岡正明著『なぜ、あの人は億を稼げるのか』だ。

本書を読んで自分の時給を計算した。額面36万円・月21日労働・1日9時間労働とすると189時間で時給約1,900円になる。ボーナスは別計算だが、この数字を見て複雑な気持ちになった。

レバレッジ思考は少しはインストールされているだろうか。NISAを本格的に始めて、1年100読書で知識を増やして、AIを極力触ろうとしている。本書の3つのレバレッジ(資本・知識・テック)を振り返る材料にした。


1. デメリット:40代からの自己投資という壁

本書は「NISAを始める前に自己投資で労働収入を増やせ」と説く。これには40代特有の重い現実がある。

20代のような無限の体力はない。12時間労働の後に新しいスキルをゼロから身につけるのは至難の業だ。自己投資で40代を過ぎてから何をすべきかというのはなかなか難しい問題だ。

闇雲に動くのではなく、自分の強みにレバレッジをかけるジャンル選定が重要だという指摘は理解できるが、その「強み」を見つける作業自体に時間がかかる。


2. FIREは二流という主張

本書で印象的だったのが「完全リタイア(FIRE)は二流」という断言だ。

理由は2つ。「スキルの陳腐化」というインフレより怖いリスクと、「役割と成長実感の喪失」だ。

目指すべきは働かない自由ではなく、「働く理由を選ぶ自由」(W&W:Work & Wealth)だという。

本書が示すロードマップはこうだ。

ステップ資産規模労働:資産の比率
ステップ0〜1,000万円労働9:資産1
ステップ11,000万〜3,000万円労働7:資産3
ステップ23,000万〜7,000万円労働4:資産6
ステップ37,000万円〜労働2:資産8

現在地はステップ0の段階だ。労働収入エンジンが主役という時期にいる。


3. 3つのレバレッジを自分のポートフォリオで確認する

本書の核心である3つのレバレッジを現在の状況に当てはめた。

資本レバレッジ 月86,000円の自動積立。オルカンを主食(コア)、増配株・国内REITを副菜(サテライト)として感情ゼロのパイプラインで複利を転がしている。

知識レバレッジ 簿財講座の音声受講と1年100読書。脳の筋トレとして将来の投資判断の元本になる。

テックレバレッジ 生成AIを優秀な分身として使う。ブログの構成案の壁打ちなど、AIに任せられる作業は任せている。

3つとも何らかの形で実践している。完璧ではないが、ゼロではない。


4. 「80点発信」と実験思考

本書の「80点発信・実験思考」という考え方が実践と合致していた。

完璧を待たずにスタートを切る勇気。すべてのアクションを実験として捉える発想だ。1年100読書もブログ運営も「やってみて記事ネタになりそう」という実験思考と通じるところがある。

「ステップ3:行動し、感じたことを記録する」の部分で、何に記録すべきか悩んだ。日々の小さな行動をどこに書き留めるかという地味な課題だ。


5. 端株という小さな積み重ね

本書の「タネ銭が100万円ないと投資できないという大いなる勘違い」という章が刺さった。

端株取引で1株ずつ買う方法は、単元株分を貯めなくてはというハードルを下げてくれる。最近この発想で個別株バディを増やしてきたが、本書を読んで改めてこの手法の合理性を確認できた。


感想:地道にブログを続けるしかなさそう

本書を読んで結論として残ったのは、地道にブログを続けて頑張るしかなさそうだという当たり前の答えだった。

時給1,900円の現実を変えるには、資本・知識・テックの3つのレバレッジを少しずつ積み上げるしかない。劇的な近道はない。

【紹介した本】 『なぜ、あの人は億を稼げるのか』上岡正明 著




目標の年間100冊まで、あと58冊。


⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。投資は自己責任で行ってください。


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