『敗者のゲーム』を読むのはしんどい。それでも答えは1つだった|1年100読書:41冊目

【PR】本記事はアフィリエイト広告を含む場合があります。 本記事は筆者個人の読書記録・感想であり、特定の投資商品・サービスを推奨するものではありません。


正直に言う。読み進めるのがしんどかった

1年100読書、41冊目はチャールズ・エリス著『敗者のゲーム』だ。

投資本の古典として知られる名著だが、ボリュームがあり頭にあまり入らなかった。12時間拘束の疲労の中で文字を追うのがしんどかった。これが正直な感想だ。

それでも読み切って掴んだ答えは1つだ。「売買はしなければしないほどよい」。


1. デメリット:市場に勝とうとすること自体がミスになる

本書の核心はここだ。現代の株式市場は「敗者のゲーム」に変わったという主張だ。

テニスで言えば、プロは勝者のスーパーショットで勝負が決まるが、アマチュアはミスをした方が負ける。現代の投資市場も同じ構造になっている。プロ同士が高度な情報処理を行う中で、個人投資家が市場平均を上回るリターンを継続して出すことは統計的にほぼ不可能だ。

しかも売買を繰り返すたびに手数料と税金というコストが積み上がる。市場収益率の平均が7%だとすると、コスト3.25%を差し引いた後で10.25%以上の成績を出さなければ市場平均に勝てない計算になる。


2. 「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせる

本書が繰り返す言葉がある。

「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」

市場の歴史において、大きな上昇は相場の最悪期に突如として起こる。数日のベストデーを逃しただけでかなりの利益を失うという研究結果が示されている。

タイミングを計って売買することが、この「稲妻の瞬間」を逃す最大のリスクになる。だからこそ低コストで世界全体に投資し、何があっても市場に居続けることがインデックス投資の本質だ。


3. 投資の十戒で現在の設計を確認する

本書の末尾に「投資の十戒」がある。現在の自分株式会社の設計と照合した。

合致している点

「第三戒:税務上有利という理由だけで動いてはいけない。ただし例外もある」→iDeCoとNISAは節税効果が明確に計算できるため例外に当たる。

「第五戒:商品取引は考えもの。コモディティ取引は経済的付加価値を生まない以上、投資とは言えない」→純金・プラチナ積立はインフレヘッジとして位置づけているが、この戒めは念頭に置く必要がある。

「第九戒:長期の投資目的と方針を書き出し、それに沿って行動すること」→スプレッドシートでの月次管理がこれに当たる。

「第十戒:運用に売買は不要。売買はしなければしないほどよい」→月次自動積立を設定してオートパイロット状態にしているのはまさにこれだ。


4. 運用機関の役割は生成AIで代用できそう

本書の第2章に「運用機関の本当の役割」として以下が挙げられている。

①適正な価格を見出すこと・②投資アドバイスをすること

この役割は生成AIでかなり代用できそうだと感じた。ポートフォリオの壁打ち・銘柄のスクリーニング補助・決算書の整理。これらをAIに任せてコストゼロで対応できる時代になっている。

本書が書かれた時代には存在しなかった武器だ。


感想:読むのはしんどかったが、やることがシンプルになった

ボリュームがあって読み進めるのがしんどかった。しかし読み終えてやるべき行動は驚くほどシンプルになった。

月次86,000円の自動積立を設定してあとは放置する。直感で動かない。残高は頻繁に見ない。これだけだ。

本書を読んだおかげで「投資のことでこれ以上悩まなくていい」という確認ができた。

【紹介した本】 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス 著 👉 [ここにAmazonアソシエイトリンク]

目標の年間100冊まで、あと59冊。


⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。投資は自己責任で行ってください。


ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング
ツギクルバナー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です