【PR】本記事はアフィリエイト広告を含む場合があります。 本記事は筆者個人の読書記録・感想であり、特定の投資商品・サービスを推奨するものではありません。
銘柄ごとの熱意が持てないとインデックスの方が向いている
1年100読書、35冊目は清原達郎著『わが投資術 市場は冷徹に微笑むか』だ。
読み終えて正直に感じたことがある。本書の手法を実践するには、個別銘柄への深い調査と熱意が必要だ。銘柄ごとにここまでの熱意を持てないなら、インデックス投資の方が向いているかもしれないという感想が残った。
防衛資金が貯まってからやってみたい気持ちはある。しかし今は守りを固める段階だ。
1. デメリット:PBRを信じると罠にはまる
本書が突きつけるデメリットがある。一般的に割安指標とされるPBRは、実は評価基準としてあまり役に立たないという指摘だ。
「会社が黒字でも赤字でもPBRは評価基準としてあまり役に立たない」という清原氏の言葉は衝撃だった。
安さだけで飛びつくと「バリュートラップ」にはまる。万年割安のまま放置されるリスクがある。前回読んだ『50億の投資家の教え』でも同じ警告があった。割安株投資の最大のリスクはここだ。
2. 真の割安を見抜く2つの指標
本書が提示する割安の判断軸はPBRではなくネットキャッシュとキャッシュニュートラルPERだ。
ネットキャッシュ比率
ネットキャッシュ=流動資産+投資有価証券×70%-負債
ネットキャッシュ比率=ネットキャッシュ÷時価総額
この比率が高いほど現金が豊富で実質的に割安な企業だということになる。
キャッシュニュートラルPER
キャッシュニュートラルPER=PER×(1-ネットキャッシュ比率)
現金の価値を差し引いて純粋な稼ぐ力に対していくら払っているかを算出する指標だ。
これらの計算は生成AIに企業データを渡せばスクリーニングを補助させることができそうだと感じた。
3. イメージが悪い業界にこそチャンスがある
清原氏がチャンスだと断言するのは「中小の不動産会社」など世間のイメージが悪い業界だ。
「数少ない『まともで自己資本比率が高い』中小型不動産株はお買い得です」という言葉が印象的だった。誰も見向きもしない地味な業界の中で自己資本比率が高くまともに稼いでいる小型株を探すことが個人投資家のブルーオーシャンになる。
対照的にグロース市場(旧マザーズ)については「中身が冴えない割には高PER銘柄が多く、最悪の市場」と一刀両断している。
4. マクロで勝つのは難しいがミクロでは勝てる
本書の核心的な主張がある。「投資家はマクロで勝つのは非常に困難だが、ミクロでは勝てるチャンスが多い」という指摘だ。
日経平均が最高値なのが摩訶不思議に感じていたが、AIと半導体バブルが牽引しているだけで内需は縮小しているという見方は腑に落ちた。そのバブルが崩壊すれば全体的に暴落するリスクがある。その時にミクロで見つけた割安小型株を買える準備をしておくという発想が本書の実践的な使い方になる。
感想:今は読んで理解する段階
本書で提唱する実践方法として「20銘柄をモニターして一番いけそうな銘柄から10万円ずつ買う」というアドバイスがある。
今の自分には実行できる余剰資金がない。防衛資金を積み上げながら、本書の指標(ネットキャッシュ比率・キャッシュニュートラルPER)を頭に入れておく。暴落が来た時に動けるよう、今は読んで理解する段階だ。
【紹介した本】 『わが投資術 市場は冷徹に微笑むか』清原達郎 著
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⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。投資は自己責任で行ってください。






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