デイトレで1億は無理?会社員の現実と不安|1年100読書:39冊目

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14時に張り付くのは物理的に無理だ

1年100読書、39冊目はちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』だ。

正直に書く。本書の主戦場であるデイトレは12時間拘束の身には物理的に無理だ。

14時の急落でジャストタイミングで買う、15時の大引け前の攻防に張り付く。フルタイムで外回りや本業に追われている間は、チャートを見ることすらできない。

とりあえず防衛資金を貯めて時間に余裕ができてからかなというのが正直な感想だ。


1. デメリット:フルレバと空売りは「致命傷の種」

本書が率直に書いているリスクがある。

信用取引と空売りの危険性

空売りは「損失が理論上無限大」になる。踏み上げ(ショートスクイズ)が起きれば、仕事中に予期せぬ損失が膨らむ。著者自身もフルレバレッジで退場し、2,400万円の絶望を経験している。

本書は「レバレッジ×空売りは致命傷の種」と明言している。12時間拘束の身でこれをやったら終わりだ。

1,000万円まで10年かかる現実

本書のPART5に「1,000万円までのリアルなシミュレーション」がある。月次の積立と節約を続けても、1,000万円の壁まで10年程度かかる計算になる。これが現実だ。


2. 「1,000万円までは入金力で殴れ」という普遍の真理

本書のPART5で最も刺さった言葉がある。

「1,000万円までは投資より入金力で殴れ」

著者は資産1,000万円に達するまでの前提フェーズとして「超・節約と入金力で殴れ」と言い切っている。会社の2次会には行かない・ポイ活の1円まで拾い尽くす・メルカリを書斎とクローゼットにする。

地味だが、これが最大の武器だという主張はリボ払いを完済して月次86,000円の投資枠を捻出した現在の戦略と一致する。


3. 157円の値幅で日給15.7万円という計算

本書の数字が気になった。

「3,000万円を残すためには額面3,766万円。営業日240日で割ると約15.7万円。1日のうちに株価が157円動いたところで利確すればいい」

157円の値幅で抜くのは小さなステップなのか。3,000万円という元本があってこそ成立する話だ。今の資産規模では縁遠い計算になる。スイングトレードをするにも種銭が必要だという当たり前の現実を再確認した。


4. 忙しい人には大型株のトップダウン投資が最強

本書のPART3に「なぜ忙しい人には大型株のトップダウン投資が最強なのか」という章がある。

中小型株は「別の競技」でありハイレベルな格闘技だという指摘は5年で1億・50億の父でも同様の警告があった。

大型株の「みんな」は日本の株式市場の70%を動かしている海外投資家だ。海外投資家が動かす理由なく売られた大型株を逆張りで拾う。これが時間的制約のある会社員が使えるスイングトレードの骨格だ。

F&G指数20以下かつ日経平均VI50以上という年に数回しかない「ボーナスステージ」が来るまでは防衛資金を貯め続けるという発想は、自分株式会社の防衛資金積み上げ戦略と一致する。


感想:今は守りの段階だが武器として知っておく

デイトレは今すぐ実践できない。しかし本書から使えるものはある。

「1,000万円までは入金力で殴れ」という哲学・大型株の逆張りというフレームワーク・F&G指数と日経平均VIという暴落シグナルの具体的な数字。これらを頭に入れておけば、防衛資金が積み上がった後の攻めに使える。

著者が最終的に「高配当・優待株の流儀」に辿り着いたエピソードも印象的だった。15万株保有の重圧で仕事に集中できなくなっては本末転倒だという言葉は、インカムゲイン重視の現在の設計の正しさを裏付けてくれた。

【紹介した本】 『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』ちょる子 著

目標の年間100冊まで、あと61冊。


⚠️ 免責事項 本記事は筆者個人の読書記録・感想です。書籍の内容については原著をご確認ください。投資は自己責任で行ってください。


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